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三四郎、第四回でした。

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度胸ですか…

びっくりしますよね、
10人中、9人の青少年は。

こんなところで

度胸

がためされると思っていませんね。

10人中1人くらいの割合でいる、
生まれつきのワルを含めた、
いたずら好きや、
なぜかモテるクンは、
逆にこの程度のことでは

度胸

を使用しませんね。
もっと、怖いこと、
スリリングなことに
度胸試しの快感を
味わっていますね、きっと…

ハックとか、ディケンズとか、
漱石よりあとの時代の作家なら
グレアム・グリーンの小説に
出てくる人物群…

狭い閉じた世界から、
開かれた何が出てくるか分からない世界へ…

成長、遍歴、通過儀礼、ビルドゥンクス…

小川さんのような人を
小説の主人公にするところが、
漱石の面白さですね。

都会育ちの「坊ちゃん」のあとに、
小川さんのような人を主人公にする…

自我や自己を
与えられたものでなく
生成されるもので、しかも
確固としたものでない、
と。

児童小説として、また
ラノベとしても読めるストーリ・テラーの世界。

小説の模倣ではなく、
小説の真理を
実践?探究?しているという感じです。
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