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三四郎、第二回です。

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黒から白へ…

どんなに
白に感動しても…

廣田先生でも、
里見美禰子でも、

雪の結晶でも
雲、
羊雲、
羊でも

建物の構内の陰に縁取られた
外の光溢れる景色にしても

駅弁の蓋であったにしても



黒が安易に
白くなったり
グレーになったり
しないところが
「三四郎」の面白さですね。

黒あっての白、
白あっての黒…

弁証法

明暗…

ヘーゲル…




そういえば

止め揚げる
捨てつつ取り上げる
とか
キャンセル
廃棄、
とっておく、
高める、
などの意味が紹介されている

アウフヘーベン
aufheben

の訳語、

デリダは

relever

と提案していたが

日本語では
新しい提案として
どんなものがあっただろう?

自分は大変に不勉強で
ピンとくるものを
知らない…

(恥ずかしい気持ちを保ちつつ、
 個人的な
自分の案を提示しておこう。

 「捨て取り」

 という造語である。

廃棄と保持を同時に言おうとすることでは
止揚と違いはないかもしれないが、

 「捨て置く」

という既存の言葉が好きで、
この言葉からのヴァリエーションであるが、
安定はしていない。

実際、弁証法系の文を読んでる時は、
アウフヘーベンにあたる言葉にぶつかったら、
「捨て取る」とか「捨て持つ」とか読んでみたりするか、
あるいはもう、「アウフヘーベン」と、
まんまで読んでいる。

決定ではない。
落ち着かない。

みなさんはどうしてますか?)

・・・・・・・

しかしそれにしても
みんな
列車の窓から
ポイポイものを投げますね。

「48時間」
という
サンフランシスコの坂を舞台にした映画では、
やたらと吸殻が捨てられていたな。

個人的に
エディ・マーフィの笑いと
漱石の笑いって、
通じるところがあると感じるのだが、
果たしてどうだろう?

捨てられたものを取り上げるTVドラマとしての、

「CSI」…




「Breaking Bad (ブレイキング・バッド)」

では、
見事に見事に、
いろいろなものが
投げ捨てられていたな…

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