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すっきりだよ iPhone 4S [衝動のおもむくまま]

行ってきました、
野外映画会@千駄木ふれあいの杜!

IMG_9014.JPG(iPhone 4Sで撮影)

深い緑をバックに、
16mmでスクリーンに映し出されました。

「ミッキーマウスのまほうのぼうし」(8分)。

ディズニーの『ファンタジア』は、
”ナビゲーター”以外のセリフがなく、
交響楽の音響を背景に楽しむ、"無声映画"的な
作品だった。

功罪をよく語られるディズニーアニメ!

…キャラクター・グッズによる
 こどもへの消費欲の喚起など
 罪の指摘が検討はずれでないことは
 もう周知のことだと思うけど …

『ファンタジア』は逆に、

「ウォルト・ディズニーが、
 "高級な芸術"を
 子どもたち、一般大衆に、押し付ける、
 いやらしい作品だ」

などとも言われて、消費・享楽万歳の人々から
非難を浴びたりしてたことを思い出す。

教訓話的なものが多いから
嫌われたのだろうか?

でも、銀幕的イマジネーションを刺激するものでもあり
(せりふが隠されているのだから)
上映時に一般的に理解されていた「前衛芸術」のスタイルを
盛り込もうとした短編も含まれ、
作品の善し悪しは別として、
いまでも一度、見ておいて損はない作品ではなかろうか。

こどもが楽しめる
つまり、
素直に楽しめる短編の
オムニバスになっているからだ。

そういえば、
イタリア映画にこの『ファンタジア』のパロディで
『ネオ・ファンタジア(邦題)』というのがあって
よく知られた交響楽を使いながら
教訓話をおちょくってて
こちらも面白かった記憶がある。

ネオ・ファンタジア [DVD]


・・・・・

さて、「ミッキー・マウスの魔法使いの弟子」が
ディズニーの『ファンタジア』の1編だったわけだが、

今回16mmで上映された
「ミッキーマウスのまほうのぼうし」
は、
その「せりふあり(日本語)」版だったわけだ。

『ファンタジア』では、
たとえば魔法使いが怒ってる時のことばも、
おどおどしたりズルしたりのミッキーのつぶやきも、
見る人の想像力に委ねられていたのだが、

今回の「ミッキーマウスのまほうのぼうし」は
その「答え」が、もろ出しされてたわけだ。

うちの相棒は、見たあと、

「見たことあると思ったけど、
 ちょっと違う映画な気もした」

と言っていた。

よく知られた作品だと思っていても、
別バージョンを見ることで、
ちがう広がりを新しく体感できるのが
映画を見続けることのよろこびだ、と感じてしまった。

そういう意味では
次に上映された

「花ともぐら」15分

も、うちの相棒は、
TV放映された星新一ショートショートや
原作とひきくらべて、
「おんなじはなしが、こんなにちがって映画になっちゃうんだね」
と、面白がっていました。

絵 和田誠 脚本・監督 岡本忠成 ナレーション 岸田今日子

・・・・・
あと、

やなせたかしの
「やさしいライオン」27分

を見て、

食べられるどんぐり、椎の実と、千駄木の杜のお話しを聞いたり、

とてもおいしい林檎をいただいたりして、
帰って来ました。

相棒は、皮ごと、がぶり。
むかし、幼稚園で、
秋になると毎日のように
どんぐり(しだしい)を食べていたことを
思い出したりしてた。

ビオトープもある、けやきと桐の大きな樹がある幼稚園だった。
干し柿も食べてたな。

充実したちょっとあたたかい気分の
すっきり秋の夜でした。

映写技師さん、ありがとう。

また来年もできるといいね。

やんちゃなこどもたちもいて
和気あいあいでにぎやかな子ども上映会でした。

咳してた子いたけど
だいじょうぶだったかな?

ことしは喉からくる風邪が
流行ってるみたい…

・・・・・・・

千駄木の杜は、
ふだんは
こんなところ。

IMG_6782.jpgIMG_6777.jpg
(iPhone 3Gで撮影)

中で飲食はだめだよん。
あと、中から植物、動物を持ち出すのもやめようね。
大切な杜なんだ。



いろいろ出ている『ファンタジア』は、
2000年の新作もあるけど、
ディズニー作品の紹介って
なんか気がひけてしまうのは、
私が偏見に凝り固まった
石頭だからだろうか???


ファンタジア [DVD]


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